賢者の石 2004.09執筆


・・・とある世界の話、「通常の錬金術では何かを手に入れるためには同等の代価が必要になる....」らしいです。・・・





 2004年 9月初旬、いつものように子供に学校へ行くように促し、朝の一服をし、フトンを片付け、
食事の準備に入ろうとしたときです。急に、左わき腹の下あたりの腹痛を感じました。腹痛ですので
「あれ?昨晩なにか当るようなもの食ったっけ?」と思った矢先です。

おいらは、床に転がっていました。一瞬声を上げることも出来ない痛さに襲われ床に転がってのた打
ち回ることしか出来なくなりました。カミさんは、食事の支度をし、子供は学校へ行く用意をはじめ
ていたので気が付いてもらえていません。痛さはどんどん酷くなり、家族にそのことを知らせるのが
精一杯になりました。とりあえず、今まで体験したことの無い尋常でない傷みに病院へ行くことにし
たのですが、動けません。はじめにカミさんにタクシーを呼ぶ様に言ったのですが、到着まで10分
を要するとの事、更に痛さが広がったような気がします。マジで我慢できなくなり、119通報。

・・・当初、かみさんが「盲腸はまだついてるの?」という質問があったのでてっきり自分でも盲腸
の可能性を考えました。しかし、なんの前兆もなくここまで激痛を感じるという話は聞いたことがな
いので、「もし盲腸なら破裂してるんでは?」という考えが頭をよぎりました。

緊急車両到着、
救急隊員旦那さん、立てますか?
銀太郎 「???」
救急隊員出入り口(玄関)が狭いので運べませんから、立って玄関まで行って下さい。
銀太郎 ・・・涙
救急隊員の肩をかりて玄関まで自足...

玄関を出たところで、ストレッチャーに乗せられ

車内に搬入され中、この時点での思考(頭に浮かんだ事)は、

   「やっと痛みから開放される」
   「病院まで何分かかる?」
   「我慢できるのか」
   「入院か?」
   「後でカミさんに、GBAとってきてもらわなきゃなぁ」
   「盲腸なら、2泊3日?」
   「あぁ、少なくとも今日1日は寝て過ごせるかも」
   「入院費は幾ら?」

今まで大きな病気らしい病気をしたことが無かったので一気に不安になります。

   「生命保険いくら入っていたっけ・・・?」
   「俺が倒れた後の家族の生活は・・・?」・・・etc

おいらの現在に至るまでの全ての病気、怪我はとある総合病院に通っている為、搬送先病院を指定し
連絡の後、搬送されました。が、数百メートル動いた直後、急ブレーキで停車
おいらは、ストレッチャーに固定されているのですが、問題の患部に激痛が・・・(涙)

・・・指定病院までの道のり半分くらいでしょうか、急に痛さが無くなりました。

銀太郎  (・・?
救急隊員の一人が、この辺?でしょ、響く?たぶん、尿管結石だと思うよ、俺もやったことあるんだけど
痛いんだよな、それ」と人事のように(いや、実際人事だし(-- )教えてくれました。
搬送されている途中に痛みがなくなったことを告げると
救急隊員「お、よかったじゃん、痛くなくなって(^^)

銀太郎 いや、それはそうなんだけどさ...いいのか?この人(隊員)、こんなノリで・・・(−−;

指定病院到着、救急口から病院内へ
時間外だったせいか、院長じきじきにおでまし、おいらの過去歴の記載されたカルテを手に、
院長 「いままで、大きな病気とかかかったことありますか?」
   「この痛みは、今回が初めてですか?」

銀太郎「私の病歴のは、先生が今手に持っているカルテに全てあります。」
 (要は、他の病院には行ってないよ?ということですがね)

患部と思われる付近を押して問診、
院長先生曰く、「たぶん、尿管結石だと思うけど検査しましょう、ま、採尿で大体判るんだけど」と
いうことで採血、レントゲン、採尿・・・検査結果が出る前においらにはわかってしまいましたよ、結果が。

だって、採尿のとき《赤い水》が取れたのだから(血涙)

一通りの検査が終って処置室で横になっているおいらに向かってカミさんが

「賢者の石」を体内に精製したの?
よかったじゃん、これで等価交換の法則無視して練成できるねd(^^)....と。(※)


いや、したくて精製したのではないのよ、この石。

しかも、腎臓に練成かい(汗)....

子供が帰宅。子供に向かって一言、
カミさん 「欲しいものあったら、お父さんに頼むならいまだよd(^^)」

おいおい(−−;A


※このネタ、判る人だけ判ってください、あえて説明しません。